2024年12月25日

【ブログ】子どもの苦手や嫌いとどう向き合う?

子どもの得手不得手は千差万別です。
教室でも数は得意だけどパズルは…と言うお子さまがいる一方で、パズルは好きだけど点描写はやりたがらないというお子さまもいます。
もちろんどちらもポジティブに取り組んでくれると願ったり叶ったりですが、お子さまの能力や性格も様々なので絶対はありません。
子どもはできないことがあるから成長します。
まずは親御さん自身ができないことを否定的なことと見ずに、ポジティブに捉えることから始まります。

何事でもやっているからできるようになっていく、しないならできないままなので、まずはお子さまが取り組める状況をつくることが大切です。
ただし、苦手や嫌いと言う気持ちは周囲の反応によって作られていくものです。
今の子育て世代が受けてきた教育はできていない所を見つけて、繰り返して身に付けることで乗り越えてきました。
できないことを無理強いや強制しようとしたりすることの無いように特に注意が必要です。


乳児の頃はできないことがあっても、子どもはやってから考える、の繰り返しです。
赤ちゃんは周囲の人間が動いていることを見て、自分もやってみようと手や足を出してみたもののうまく行かず顔から突っ伏したり、尻餅をついたりします。
それらを繰り返していく中でなぜ自分がうまく行かなかいのか、試行錯誤を始めるのです。
上手く行かないことでの苛立ちこそあれ、そのときにはそもそも苦手や嫌いと言う感覚もなかったでしょう。

成果を焦ってしまい、周囲の人間が手や口を出している中で子は自分は誰かにやってもらわないとできないんだ、と感じることがあります。
赤ちゃんの頃は例えば上手に歩けずにこけて泣いてしまっていても、期待や愛おしさ等を含めたポジティブな視点で見ることができていたのではないでしょうか。
その環境があればこそ子どもは安心して能力を伸ばすことができたのです。