2026年01月08日

プリントの山に埋もれていませんか?プロが教える「教材整理術」と「家庭学習の優先順位」

~英語は?1日の枚数は?迷える親御さんへの処方箋~

「毎日プリントをやらせなきゃと思うけれど、終わった紙が山積みで…」
「Webレッスンを受けているけれど、教室の方がいいのかな?」
「周りは英語も始めているし、うちもやらせるべき?」

ピグマリオンに取り組む保護者の皆様から、こうした「学習の中身」以前の、「環境づくり」や「進め方」に関するご質問をよくいただきます。

毎日のことだからこそ、運用ルールが定まっていないとストレスが溜まってしまいますよね。
今回は、長年多くのご家庭を見てきた経験から、「プリント管理のコツ」や「家庭学習の優先順位」について、ズバリお答えします。


## 終わったプリントは「捨てる」が正解です

「教材のファイリング、どうすればいいですか?」
この質問への回答はシンプルです。
「基本的には、どんどん捨てて構いません」

驚かれるかもしれませんが、毎日数枚ずつ進めると、1ヶ月で100枚以上、1年で1000枚以上の紙が溜まります。全てを保管しておくのは物理的に困難ですし、見返すこともほとんどありません。
「終わったら捨てる」をルールにするだけで、お部屋も心もスッキリします。

ただし、捨てずに残しておくと良いものが2つあります。

1. 「作品」としてのプリント
塗り絵、切り絵、絵画など。これらは学習プリントではなくお子さまにとっては「作品」と言えます。上手にできたものを壁やトイレ等に貼ってあげてください。子供の自己肯定感がグンと上がります。
2. 「再利用」するパズルや折り紙の教材
天地パズルや折り紙など、何度やっても練習になるものはとっておきましょう。


## おすすめのファイリング術
もし、家庭学習用にコピーしてストックを作るなら、「Yグレードの4ヶ月目」のように時期で分けるよりも、「問題別(ジャンル別)」に分けるのがおすすめです。
「今日はパズルやりたい」「今日は点描写」と、その日の子供の気分や苦手に合わせてサッと取り出せるようにしておくと、学習のハードルが下がります。


## 教室受講 vs Web受講、どっちがいい?

「教室とWeb、違いはありますか?」
結論から言うと、カリキュラムの中身は全く同じです。

それぞれのメリットを理解して、ライフスタイルに合わせて使い分けていただければ大丈夫です。

* 教室のメリット:
講師が同じ場所にいるので、お子さまの様子がよりわかりやすい。
必要な学具(サイコロや折り紙など)をその場でパッと渡せる。
* Web(家庭)のメリット:
* 通学時間がゼロ。
* 検索が使える(これが意外と大きいです!)。

例えば、生物の授業で知らない花が出てきた時、教室では写真を見せることしかできませんが、お家ならすぐにGoogle等の画像検索でたくさんの実物写真を見せてあげられますよね。
Web受講の方は、ぜひこの「文明の利器」をフル活用して、学びを広げてあげてください。


## 「1日何枚?」そして「英語はどうする?」

「1日にこなす量はどれくらいがベストですか?」
年齢にもよりますが、目安は5〜6枚、時間にして20〜30分程度です。

これ以上詰め込む必要はありません。
特に幼児期(P〜Gグレード)は、プリントの枚数よりも、「指先」や「パズル」で具体物を触っている時間の方を優先してください。高学年になってからの伸び代は、ここで決まります。
ある程度教材がしっかり取り組めるようになってきたらGグレード後半やMグレードにかけて時間も増やしていけるとより良いでしょう。

そして、よくあるお悩みが「英語学習」です。
「早いうちから始めた方がいいですか?」と聞かれますが、ピグマリオンの立場としては「焦らなくていい」とお答えしています。

もちろん、ご家庭の方針で英語をやるのは自由です。
ただ、幼児期は「母語(日本語)」で論理的に考える土台を作る、一生に一度の貴重な時期です。
身体機能や認識能力を育てることの方が、長い目で見れば優先度が高いと私たちは考えています。
能力のある子はきっかけや環境があればどんどん吸収していきます。
能力をある子に育てておくことが、その後語学であれ、スポーツであれ、芸術であれ様々なことが吸収し、対応できる力になって行くと考えています。


## まとめ:早期教育の最大のメリットは「スキル」ではない

最後に、とても大切なことをお伝えします。
早期教育をやる一番のメリットとは何でしょうか?
計算ができるようになること? 英語が話せるようになること?

いいえ、違います。
それは、「親子で一緒に何かに取り組む時間を持てること」です。

中学生になれば、親が勉強を見ることは段々内容的にも関わり方的にも難しくなっていきます。
膝を突き合わせて、「あーでもない、こーでもない」と一緒にパズルに悩み、できた喜びを共有できるのは、今だけの特権です。

英語でも、ピグマリオンでも、スポーツでも構いません。
「これをやって賢くしよう」と親が管理するのではなく、「一緒に楽しもう」というスタンスで取り組んでみてください。
その温かい記憶と信頼関係こそが、将来お子さんが一人で人生を切り拓く時の、最強のお守りになるはずです。