2024年10月16日

【ブログ】点描写③

点描写ができるようになっていくために。

点描写に限らず初めて問題に取り組む2~3才頃のお子さまは問題の意味が分かりません。
「お手本通りに描き写してね」と言ってもお子さまの頭の中では「お手本?」「描き写す?」「はて?」となっているでしょう。

初めは保護者の方がお子さまの手をもってあげて一緒に描いてあげると良いでしょう。大抵の場合は、同じ場所に描いてと言うとお手本をなぞるお子さまが多いです。(それだけなら良いですが、鉛筆でぐしゃぐしゃに描くお子さまも大変多いです💦)

お手本を白紙の台紙に描き写すという意味が理解できたら、同じになったかを見てあげましょう。描き写したものが同じ形になったことで初めて「正解」ですので、ここで保護者の方も喜んであげるとお子さまもこれが「正解」だと理解していきます。
何よりお子さまができたときに保護者の方も一緒になって喜んであげるとその姿を見て、お子さまもこれは楽しいことだと感じるようになっていきます。(これは子どもが初めて歩いたときや離乳食を食べたときの喜びをイメージするとわかりやすいですね✨)

点描写はこの1枚で形や位置、重なりを捉えたり視野の広さや運筆をはじめとする指先調整能力の力を測ることができます。
更に進めば、鏡絵や水面の絵、回転、見取り図点描写等立体を捉える能力も必要となりますので大変重要な教材の一つです。
これから学習に取り組むお子さまは3カ月後や半年後の目標の一つに「点描写ができること」をぜひ掲げてみてくださいね。