人間は道具を使うことで知能が向上していくことをご存じですか?
ピグマリオンでは人類が知性を獲得して歴史をヒントにカリキュラムを設計しています。
二足歩行になり、手が発達して道具を使うことで知能を発達させ、更により遠くまで見渡せるようになり、空間や図形を捉え、幾何学の概念を発達させてしました。
幼児の教材として代表的なものの一つがぬり絵です。
ぬり絵には指先の機能を向上させることのほか、色彩の感覚や自己効力感、創造力や集中力や達成感などが得られます。
知能を発達させるという観点でぬり絵をするときに見てあげたいポイントは以下の3つ。
①筆記具の持つときに親指と人差し指が向き合っているか
②力強く塗ることができているか
③手首が動いているか
きれいに塗れることが大事なのではなく、指先や手を使うことができているかがポイントです。
指先のような身体的な機能は使えば使うほど向上していきますので、沢山取り組めばそれだけ上達も早くなっていきます。
最初はみ出すことがあっても、指先を自在に使えるようになってくると自然にはみ出さずに塗れるようになっていくのでまずはこれらの点を意識しましょう。
もちろん背景を塗ったり、自由に描いたりすることも大変良いです。色使いも拘らなくてOKです。ぬり絵一つとっても知能を発達させる身近な遊びなんです。
指先調整能力が向上してくると、スプーンやお箸を使えたり、靴や服の着脱も自分でできるようになっていきます。
脳の発達の他にも、自分でできることが増えてくることで自己効力感も高まっていくでしょう。
自信がさらに次のチャレンジにつながる好循環が生まれていきます。