「叱るのが苦手」という悩みをよく耳にします。確かに、「叱るのが得意!」と言える人は少ないでしょう。でも、叱ることは親としての大切な役割のひとつです。適切に叱ることで、子どもが正しい行動を学び、成長するきっかけを与えることができます。
効果的に叱るために意識したいのは、次の3つのポイントです:
①子どもの目を見て
子どもとしっかり目を合わせることで、親の真剣な気持ちが伝わります。
②真剣に伝える
軽い態度や冗談まじりではなく、子どもが真剣に受け止められるように心を込めて話しましょう。
③はっきりと言葉で伝える
「何が嫌だったのか」「どんな行動が良くなかったのか」を明確に伝えることで、子どもが理解しやすくなります。
叱るときに重要なのは、理屈ではなく感情を通じて伝えることです。子どもは親の言葉以上に、表情や声のトーンなどから感情を感じ取ります。だからこそ、誠実な態度で向き合うことが大切です。
叱る際に注意したいのは、怒鳴ることや叩くこと(机を叩くなども含む)、脅すことです。これらは子どもの心に恐怖を与え、萎縮させてしまいます。恐怖心が強くなると、子どもは行動の意味を学ぶのではなく、単に親を怒らせないようにと怯えるだけになってしまいます。
また、叱る行為が長引くと、子どもはうまく気持ちを切り替えられず、自己肯定感が低下してしまうことがあります。叱った後は、親自身も気持ちを切り替え、前向きな空気を作るよう心がけましょう。
日常生活の中では、忙しさからつい感情的に叱ってしまうこともあるかもしれません。特に家事や仕事をしながらだと、「ついイライラして不満をぶつけるような叱り方」になってしまうことも。
そんなときこそ、自分の感情をコントロールすることが大切です。「子どもが何を感じるか」を意識しながら、冷静に向き合いましょう。
ただし、前述の通り子は相手の感情を感じ取ります。冷静にと思って無機質な対応にならないように注意しましょう。
叱ることは、親にとっても子どもにとっても成長のチャンスです。「叱るのが苦手だから」と避けるのではなく、適切な叱り方を意識して、前向きに取り組んでみましょう。叱る行為を通じて、子どもは親の価値観や愛情を感じ取ることができます。親としての大切な役割を大事にして、子どもと一緒に成長していきましょう。