幼児教室には親子同伴であるところとお子さまのみで教室へ通うところがあります。ピグマリオン学院では教室もオンラインレッスンも保護者の方に同席をお願いしておりますが、親子同伴が良いと考える6つの理由をお伝えします。
①お子さまの安心感
学ぶには落ち着いた精神状態が欠かせません。ピグマリオンでは人間性と知性は深い関係があると考えます。そばに一緒に取り組む親の姿はあるときはお子さまの励みになり、あるときは安心感となります。特に幼児期から小学生の間は学習を孤独なものと考えず、ご家庭でも親子で一緒に取り組まれることを強くお勧めします。その際は保護者の方自身も落ち着いた状態で臨まれることが大切です。教えて正解を出させようとすると学ぶ精神状態から離れていきますので注意が必要です。共に学ぶ仲間の存在が他者への信頼や尊敬へと繋がり、人間性と知性を同時に高めることになります。
②感動を共にすることができる
お子さまがご自宅や公園で遊ばれているときに「見て、見て」と保護者の方へ呼びかける場面はよくある光景です。経験は分かち合う相手がいて初めて血肉となります。子どもにとって大好きな親の存在は、日々の生活にストーリーを与えます。「あの時、お母さんと一緒に見たね」「お父さんと一緒にやって楽しかった」等という中には、ただ取り組んだことだけでなく、周囲の状況やそのときの感情、親との会話等、全てが子どもにとって刺激となります。
③講師もよりご家族の様子がわかる
講師もまた親子と一緒に学ぶ共同体の一員です。よりお子さまや保護者様のことを知ることで、関わり方も広がります。ご家庭の様子をただ伺うだけでなく、実際の保護者の方のお子さまへの接し方や声のかけ方、その時のお子さまの反応や様子から多くの情報やヒントを得ることができ、日々の指導へ反映することができます。
④講師の取り組み方やお子さまへの関わり方を見ることができる
指導する上で講師の指導方法やお子さまへの接し方、声のかけ方を参考にされる方はとても多いです。実際にレッスンをしていると、保護者の方からはこの点が一番期待されている点ではないかとも感じます。ご自宅でも学習に取り組まれる方は多いですが、行き詰まりを感じたときは講師から多くのヒントが得られるでしょう。
⑤他の子どもや保護者の方の様子がわかる
私たちのように日々多くのお子さまや保護者の方と接するような仕事をされている方でもない限り、日々のお子さまの様子に不安や疑問を多く感じられる場面もあろうかと思います。勿論我が子であるからこそ冷静になれない部分はあって当然です。その中で、周囲のお子さまや保護者の方の様子を知ることで冷静になったり、気づきに繋がったりする場面も多くあります。
⑥親自身にも変わる可能性や機会が得られる
親子で取り組むことでお子さまだけでなく保護者の方自身も成長する可能性や機会があります。親が変わると子も変わります。しかし、親が変わらなければ子もすぐには変わらないでしょう。お子さまは急に伸びることがありますが、そういうときに保護者の方もピリピリしていた所がなくなった、表情が柔らかくなった、等何かしら変わった、と感じることは多くあります。また、思考力の問題は大人が取り組まれても効果がありますので、保護者の方自身から頭をよく使うようになって、考えることが楽しくなったというお声をいただくこともしばしばあります。
親離れや子離れは物理的にただ離せば良いというものではありません。肉体的自立、精神的自立、知的自立と各々の段階を経て、自然と離れられる状態に育っていきます。ピグマリオン学院は親子で共に学び、成長する親子関係を創ることを目的としています。その中で親子同伴で教室にお越しいただくのは子どものためだけではなく、親子のために良いと考えています。