以下は、ピグマリオン学院麻布十番教室で配布しているピグマリオンの指導をまとめた内容です。
『ピグマリオンの指導方針について』
教育において、たとえ「数能力を育成する」「図形能力を育成する」という目的が親にあったとしても、「人間としての心と能力を育てる教育の一部分」であるに過ぎません。教育は、事実を感じ、観察し、考え、解釈する中で想像する能力が育つのです。
ピグマリオンの教育方針は、心と能力を育て上げ、素敵な大人になってもらうために必要な能力を育成することです。この方針をもとに、保護者やお子様にアドバイスをしております。「賢い子育て」とは、親子がともに学び、ともに育つということを、親子が一緒に楽しく遊び、親子の絆を深める中で、優しく、心豊かで、明るく子育てすることです。眉間に皺を寄せながらの子育ては、長い目で見て逆効果になることが多々あります。教育効果を上げるために、以下の注意点をご確認ください。
①意欲を高める
意欲を高めるには、飽きさせないことと、自由で、落ち着いた精神状態を親子で保つことが大切です。こどもが問題を間違っても、決して叱らないようにしてください。間違っても恐れずに何回も頑張ると、必ず正しい答えに辿り着けるようになると、お子さまのやる気を誘ってあげてください。間違うたびに怒られると、こどもは難しい問題に挑戦しなくなってしまいます。(親が、子のやる気を削ぐ一番の原因になります)
②自立心を育む
自立心していないお子さまは、学ぶことができません。親に依存しているので学ぶ必要がなく、考える必要がないからです。指先の調整能力が発達してないお子さまは。親が指先代わりになっていることが多く、わがままで、イライラしやすく、甘えん坊で自立していません。日常生活から、お子さま自身で何でもさせるようにしましょう。
③教えず、学ばせる
能力は学ぶことから創造されます。覚えたことは忘れますが、理解したことは一生忘れません。原理をしっかり指導して、なるべく問題を一緒に解く機会を減らしてください。ピグマリオンの基本は「教えてはいけません。学ばせてください」です。
④全体を注意できるようになる
本質をつかむためには、全体に注意することが大切です。全体の持っている法則性、規則性、にじみでる本質、部分と部分、全体と部分との関係など、問題解決には、全体を注意して
みることが基本です。「早くしなさい」と焦らせず、ゆっくり思考する時間を与えてください。その習慣が、将来的に「ほとんどの人が解けない難問が解けるようになる」「社会課題のような、正解のない問題に対して深く思考する」ことができる大人に近づいていくのです。
⑤人間力を高める
人間力は、自分のためにだけ能力を使うような人には定着しません。落ち着いた、物静かな、人の話をよく聞く、明るく、自由な、自立した精神状態が、学びを生み、能力を育て、豊かで幸せな人生を育みます。無私で、思いやり深く、信頼と尊敬と愛を勝ち得る能力ある人として、みんなの中心となり、支えとなるような、そんな人間の育成が、幼児教育の目的のはずです。
⑥いつも笑顔で楽しく
楽しいことは意欲を高め、お子さま自身による向上力が養われ、できるようになると自信が生まれます。余裕ある精神状態は、人に優しくなれます。笑顔で楽しそうに、大きく包み込むように、お子さまと一緒になってレッスンを楽しんでください。内心に一切の責める心を持たないで、我が子が賢くなることだけを願いながら、進めてください。
親子で楽しく進めているご家庭のお子さまが、離脱することなく、小学生以降ぐんぐん伸びている様子を、ピグマリオンの各教室で確認しております。