2026年08月30日

保護者様インタビュー③



今回は、3歳からピグマリオン学院に取り組み、現在小学1年生になったAさんのお母さま、Oさんにお話を伺いました。

何か特別な悩みがあったわけではないんです

そう話されるOさんですが、3年以上にわたって親子で取り組んできた中で見えてきた成長や気づきは、とても示唆に富むものでした。

受験や先取り学習を目的とするのではなく、「親子で楽しく考える時間を持ちたい」という思いから始まったピグマリオン。その歩みを振り返っていただきました。

親子で楽しく考える学習の印象的な場面

3歳からスタートしたAさん

Aさんは現在小学1年生。4歳の妹さんもいるご家庭です。ピグマリオンを始めたのは3歳の頃。当時、Oさんには特別な悩みがあったわけではありませんでした。

ただ、「将来のために何かしてあげたい」という思いがあり、2歳頃から迷路や運筆などには取り組んでいたそうです。しかし、「その次に何をしたらいいのかわからなかった」というのが正直な気持ちでした。

幼児教室に通っていた経験もなく、情報収集をする中でピグマリオンを知り、興味を持ったといいます。

「親子で楽しめそう」が最初の決め手

Oさんはもともと、受験や先取り学習を強く意識していたわけではありません。むしろ、「親子でパズルをしたり、考えたりする時間を楽しみたい」という気持ちが大きかったそうです。

そのため、ピグマリオンも「能力開発」というより、「情操教育に近い感覚で始めていた」と振り返ります。

勉強をさせたいというより、親子で一緒に楽しみながら考える力を育てたい。そんな自然なスタートでした。

「ピグマリオンをやっていないAさん」が想像できない

3歳から長く続けているため、「ピグマリオンをしていなかった場合が想像できない」とOさんは話します。

そのため、「ピグマリオンのおかげでこうなりました」と断言することはできないそうです。もともとの性格や特性もあるからです。

それでも、長く見てきた中で、「これは確実に力になっている」と感じる部分はいくつもあるといいます。

圧倒的に感じる図形力と空間認識力

Oさんが最も成長を感じるのは図形分野です。例えば立体の展開図。どの頂点とどの頂点が重なるのか。サイコロを転がしたときにどの面が見えるのか。

そうした問題を、Oさんは「私は紙に書かないとできない」と話されます。しかしAさんは、「頭の中でイメージして答えている」とのこと。

幼児期から積み重ねてきた立体図形や空間認識の学習が、自然な力として身についていることを感じるそうです。

ピグマリオンの図形教材・学具を使った学習の様子

数に対する抵抗感がない

もう一つ印象的だったのが、数に対する感覚です。Aさんは新しい数の概念が出てきても、「たぶんこういうことだよね」と自然に受け入れていくそうです。

一桁の計算を学び始めると十の位の考え方を理解し、十のまとまりを学び始めると百の位の考え方も抵抗なく受け入れる。

そうした様子を見ながら、Oさんは「数量感覚が自然につながっている」と感じているそうです。単なる計算練習ではなく、数の構造を理解しているからこその姿なのかもしれません。

「ピグマリオンでやっているから大丈夫」

Oさんが特に印象に残っているエピソードがあります。小学校入学前、「勉強が始まるけど大丈夫?」とAさんに聞いたそうです。

すると返ってきた答えは、「ピグマリオンでやっているから大丈夫だよ」でした。

Oさん自身は、「勉強のためにやっている」という意識はそれほどなかったそうです。しかしAさんの中では、ピグマリオンで積み重ねてきた経験が確かな自信になっていました。

その言葉を聞いたとき、「本人の中でちゃんと力になっていたんだ」と嬉しく感じたそうです。

家庭学習は朝の時間に

Aさんのご家庭では、取り組みの時間を朝に設定しています。ただ、毎日順調だったわけではありません。

親として、「これもやってほしい」「もう少し進めたい」と思ってしまうこともあったそうです。朝は時間も限られているため、つい急かしてしまうこともありました。

それでも振り返ると、子どもが嫌々やるよりも、楽しく続けることの方がずっと大切だったと感じているといいます。

親自身が学んだこと

Oさんが語る最大の学びは、「子どもへの関わり方」でした。

親子で取り組む中で、どうしても結果を求めたり、早くできるようになってほしいと思ったりすることがあります。しかし、「その場ですぐできなくてもいい」という視点を持てるようになったそうです。

答えを教えるのではなく、子ども自身の気づきを待つ。これは簡単なことではありません。Oさん自身も、「親子で楽しくやりたいと思って始めたけれど難しい時もある」と率直に話されます。

それでも、焦らず待つことの大切さを学び続けているそうです。

「できない」ではなく「今は途中」

長く取り組んできた中で感じるのは、子どもの成長には時間差があるということ。最初はできなかったことが、気づけば自然にできるようになっている。そんな場面を何度も経験してきました。

だからこそ、「今できないから向いていない」とは思わなくなったそうです。むしろ、「今は途中なんだな」という見方ができるようになりました。

これは子どもだけでなく、親自身の成長でもあります。

これから始める方へ

最後に、これからピグマリオンを検討されている方へのメッセージを伺いました。Oさんは、「やっていて良かったと思っています」と話します。

そして、「あまり深く考えすぎず、興味があればまず体験してみたらいいと思います」とも語ってくださいました。

また、受験や先取りだけを目的にするのではなく、「人生の中で考える力を育てたい」「親子の関わりを大切にしたい」というご家庭には特に合うのではないかと感じているそうです。

編集後記

今回のお話で印象的だったのは、Oさんが一貫して「親子で楽しむこと」を大切にされていたことです。

図形が得意になったことも、数への抵抗感がなくなったことも素晴らしい成長ですが、それ以上に、「ピグマリオンでやっているから大丈夫」とAさん自身が言えるようになったことに、大きな価値があるように感じました。

学ぶことへの自信。考えることへの前向きさ。そして親子で積み重ねた時間。そのすべてが、Aさんのこれからの学びの土台になっていくのだと思います。