2026年09月06日

保護者様インタビュー④



今回は、Rくんのお母さま(Kさん)に、ピグマリオン学院での4年間の歩みについてお話を伺いました。

Rくんは2歳11か月で学習をスタートし、現在は小学1年生。幼児期から継続して学ぶ中で感じた変化や成長、保護者としての気づきについて率直に語っていただきました。

今回の記事では、実際の取り組みの中で感じたことや悩み、親子で試行錯誤してきた過程も含めてご紹介します。

2歳児に算数をどう教えればいいのか分からなかった

入会前、Kさんには「2歳の子どもに算数をどう教えたらいいのか全く分かりませんでした」という悩みがありました。

当時、SNS上では幼児教育に関心の高い保護者の間で、幼児期から数や算数に親しむ取り組みが話題になっていました。Kさん自身も情報収集を進める中で、次のような思いを持つようになったそうです。

  • 幼いうちから数量感を育てたい
  • 数を暗記ではなく理解として身につけてほしい
  • パズルが好きな子どもの興味を伸ばしたい

「計算を先取りするというよりも、数の意味を理解できるようになってほしかったんです。」

単純な計算練習ではなく、「なぜそうなるのか」を理解しながら学べる教材を探していたことが、ピグマリオンとの出会いにつながりました。

決め手はオンラインレッスンと先生との出会い

数ある幼児教材や教室の中から、Kさんは実際に複数の選択肢を比較検討されたそうです。

他のピグマリオン系のサービスも検討しました。実際に見学に行ったところもあります。

通学距離の問題、費用面とのバランス、先生との相性などを総合的に考えた結果、ピグマリオン学院にたどり着きました。特に大きかったのがオンラインレッスンだったといいます。

「どこに住んでいても受講できるのは大きかったですね。」

当時のRくんはまだ2歳で、50分のレッスン中ずっと机に向かい続けることは難しい時期でした。それでも何とか最後まで参加できたことで、「思っていたよりもできるかもしれない」と感じたそうです。

一番の変化は「考え続ける力」

4年間学び続けてきた中で、Kさんが真っ先に挙げたのは集中力でした。

とにかく考え続けられるようになりました。

幼児期の学習というと、数分で終わる問題やすぐ答えが出る課題を想像する方も多いかもしれません。しかしピグマリオンでは、じっくり考える課題が数多く登場します。

考えながら課題に取り組む印象的な場面

「ナンプレのような問題を30分くらい考え続けることがあります。」

もちろん最初からできたわけではありません。3歳頃のオンラインレッスンでは、途中で集中が切れることも珍しくなかったそうです。

それでも年齢を重ねるにつれ、最後まで座って取り組める、難しい問題でも投げ出さない、自分で考え続けるという姿が見られるようになりました。現在では、保護者が一時中座したときがあっても、レッスンを自力で受けられるようになっています。

いつも難しい方を選ぶ子だった

Kさんが特に印象に残っているのは、Rくんが幼い頃から「簡単な方ではなく難しい方を選ぶ」傾向があったことです。

レッスン中に二つの問題を提示されると、決まって難しい方を選ぶ。もちろん簡単に解けるわけではありません。悩み、考え込み、時間もかかります。

それでも挑戦すること自体を楽しんでいるように見えたといいます。これは現在にもつながっており、思考力を要する問題に対して抵抗感が少ないことを実感しているそうです。

苦手だった点描写が得意になった

もう一つ印象的だったのが点描写です。実は最初から得意だったわけではありません。

当時は全然得意じゃなかったんです。

2歳後半から3歳前半にかけて、毎日のように取り組みました。すると半年ほど経った頃から少しずつ変化が見え始めます。

以前は苦戦していた問題が解けるようになり、先生から褒められる機会も増えていきました。そして今では、継続して取り組める得意分野の一つになっています。

ピグマリオンの教材・学具を使った学習の様子

Kさんはこの経験から、「苦手だから向いていないと決めつける必要はない」と感じるようになったそうです。

親も一緒に考える日々

インタビュー中、何度も話題に上がったのが「親も考える」ということでした。ピグマリオンの問題は、保護者の方でもすぐに解けないものがあります。

先生はヒントはくださるんですけど、答えは教えてくれないんです。

そのため、レッスン後に「これどうやって解くんだろう」と夫婦で話し合うことも少なくないそうです。特に最近取り組んでいるタイルの問題などは、「親の方が本気で考えていることもあります」と話してくださいました。

子どもだけが学ぶのではなく、家族みんなで考える時間が生まれる。これもピグマリオンならではの特長かもしれません。

できない時は「一緒に難しいね」と考える

もちろん順調なことばかりではありません。分からなくて止まってしまう日もあります。そんな時、Kさんが意識していることは「できないことを責めない」ことでした。

まず頑張っていることを認める。そして、「これ難しいよね」「お母さんも難しいと思うよ」と伝えるそうです。

大人でも難しい問題であることを共有することで、「自分だけができないわけではない」と感じられるようになるからです。

時には親が先に考え始めたり、わざと間違えたりすることもあるそうです。すると子どもが「それ違うよ」と参加してくることがあります。「最初のとっかかりだけ作ってあげる感じですね。」

保護者自身の教育観も変わった

4年間を振り返る中で、Kさん自身にも変化があったといいます。もともと「考えさせる教育」を大切にしていましたが、その考えがさらに強くなったそうです。

すぐ教えない方がいいという確信が持てました。

分からない時もすぐ答えを与えるのではなく、待つ、考える時間を作る、自分で気づくのを見守ることを意識するようになりました。

また教材についても理解が深まり、「本当にスモールステップなんですよね」と話してくださいました。振り返ってみると、「いつの間にかできるようになっている」ことがたくさんあったそうです。

自分から学ぶ姿が見られるように

最近特に感じる変化は、自学自習の姿勢です。以前は比較的早く答えが出る問題を好んで中心に取り組んでいましたが、今ではナンプレや縦横計算など、長時間じっくり考える問題にも自分から取り組むことがあります。

考えること自体が嫌じゃなくなっているんだと思います。

教材をやらされるものではなく、自分で取り組むものとして捉えられるようになってきたことを嬉しく感じているそうです。

弟がいる環境で続けた3年間

今回のインタビューで特に印象的だったのは、ご家庭のリアルな状況でした。Rくんには弟さんがいます。3歳半頃から最近まで、家庭には小さな弟がいる環境が続いていました。

当然、家の中は静かとは言えません。「今振り返ると、本当にうるさい中で頑張っていたなと思います。」

理想的な環境が整っていたから続けられたのではありません。日常の中で試行錯誤しながら積み重ねてきた4年間だったことが伝わってきます。

これから始める方へのメッセージ

最後に、これから入会を検討される方へメッセージをいただきました。

見た目はシンプルな教材ですが、本当に奥が深いです。

進みが遅いように感じることもあるかもしれません。しかしKさんは、「全部が次の学習の土台になっています」と言います。4年間継続してきたからこそ、その意味が分かるようになったそうです。

また、「算数については、ほぼピグマリオン一本でやってきました」とも話してくださいました。だからこそ、「他の教材を次々試さなくても十分力はつくと思います」と実感を込めて語ってくださいました。

おわりに

今回のお話を通して印象的だったのは、「特別な才能があったから伸びた」という話ではなかったことです。

分からない問題に向き合い、親子で一緒に考え、少しずつ積み重ねてきた4年間。その結果として、考え続ける力、自分から学ぶ姿勢、難しい問題に挑戦する意欲が育っていったことが伝わってきました。

「簡単に答えを教えない」「子どもを信じて待つ」。そんな姿勢を親子で積み重ねてきたRくんのこれからの成長も楽しみです。